21年7月 audiobookおすすめ本

今月のおすすめ本です。

 

フェルミ推定の話が載っています。

フェルミ推定とは:例えば、「日本に電柱は何本あるか」という問いに、ネット検索するのでなく、自分の頭で、仮定をおいて、概算を出すという推定方法。

フェルミ推定することで、問題に直面したときに、すぐに、「あるべき姿」をぼんやり浮かべ、それに向かって行動する事ができる。推定が違ったら、随時修正するが、何もわからないまま行動するより、100倍解決に進めるのが想像できる。

私は、何か打ち合わせする前に、「議事録」を先に書いて、ストーリーを作り、話したいことをもれないかチェックするが、少し似ていると思った。

また、フェルミ推定するには、①大きくものを見る力(細かいところにこだわらない)、②それを楽しむ心 などが必要とか書いてましたが、そのとおり。

例題が少なかったので、ネット検索して、フェルミ推定を楽しんでみようと思います。

 

14時間の大作ですが、一気に聞きおえました。面白かった。

ミステリーなので、詳細は書けませんが、キャラが立っていて、引き込まれます。

このような文芸作品を、audiobookは増やしてほしいです。

 

コンビニの社長といえば、ローソンの新浪社長が有名だが、この人も面白かった。

流通業をやりたいという理由で、伊藤忠を退社し、なぜか黎明期のユニクロに出会って、フリースをヒットさせ、伊藤忠傘下のファミマに呼び戻された、強者。

自分のやりたいことが明白で、他の人が何を言おうが、ぶれない生き方は、爽快です。

楽天 三木谷社長の、お父さん、お母さんの生き方がメインのめずらしい本。

最後の方の、3人の世の中に対する会話のレベルが高く、面白い。
こんな親子になれたらいいなと思える。

 

日産の海外子会社は、世界中にある。どの国に行っても、会議の進め方、やり方を決めておけば、どこでも同じように会議を進めることができる、というのが面白い。

確かに、言葉は通じても、会議の進め方が違っては、会議が進まないことはありそうだ。

会議のテクニック自体は、よくある話だが、それを全社に浸透させたのがすごい。

また、偉い人はすぐに退席して、結果だけを聞く。発言者の名前を書かない(発言者によって忖度させないため)などは面白い。

白板の写真を撮って、関係者に送るだけ。議事録を書かない。というのは、日本全国に浸透させたらいい。本当に、日本の議事録は無駄ばかりだ。

 

 ガリガリ君なのに、えらくしっかりしている会社でびっくりした。
日産の会議に書いてあった、「偉い人は退席」のルールが、ここでも使われていることにびっくりした。日産も最近確立したルールなので、赤城乳業が独自にたどりついたルールのようだ。 

  

社員に10万円の決済権をもたせ、例えば、お客様が荷物を忘れた、新幹線で送り届けないといけない、なんて時、躊躇なく実行できるようにしている。などはすごい。

これがあることで、恋人にプロポーズなんて情報を聞いただけで、バラの花束を用意したりが、躊躇なくできる。

また、喜んでもらえることを、社員が本当に楽しんでいる。確かにこのように、決済権を持てば、喜んでもらえるアイディアも広がる。本当に喜んでもらえることができそうだ。

口では、「お客様第一」とか言いながら、普通の会社では、 その仕組まで確立していないが、仕組みを作っている、社員に決済権、武器を渡していることに驚いた。