21年6月 audiobookおすすめ本:瀧本哲史特集

今月は、瀧本哲史さん特集をしてみようと思います。

 

瀧本哲史さんは、audiobookで、時々無料本であったので、知ってはいた。

過激なことをいいつつも、すごく冷静に世の中を見ているなとびっくりし、注目していた。

この本で、2019年に47歳で亡くなったことを知り、衝撃をうけ、いろいろ調べてみた。

 

・audiobookの設立に関わった人であること。

京都大学が、准教授として招聘したこと。
 こんな人を、准教授として呼ぶ、京都大学の度量の広さもすごいなと思った。

・教える、知識・武器を若い人に伝えるため、本を書き始めた

・このため、著作としては7冊しかないこと。
 これ以上お金はいらない、と明言しているので、これ以上書く必要もなかったのかもしれません。

 

残念ですが、残された本を再読して、遅ればせながら、冥福を祈りたいと思います。

 

この本としては、講演形式で非常に聞きやすい。内容もコンパクトに纏まっている。面白い本でした。
おまけの、特別対談も面白い内容であった。
声優の人が、「瀧本さん本人」かと間違うくらい、話し方を真似ており、audiobookのこだわりに笑えました。

 

タイトルの付け方が上手だなと。

会計、英語、ITなど、「かつて身につけるだけで高給を得られたスキル」も、
単体では価値を失う、「コモディティー=誰でもできること=価格競争」となってしまう。
これからは、”マーケター”、“イノベーター”、“リーダー”、“インベスター”になる必要があることを述べている。確かにそのとうりだ。

おまけで、瀧本さんの肉声が入っている。文章からは想像つかない、おちついてない、早口で、オタクみたいな話しっぷりが面白く、親近感が持てる。これだけでも聞く価値あり。

 

前書と同じように、このままでは、コモディティ化=誰でもいい人材になってしまう危険性を教えてくれているとともに、会社組織でなく、都度都度のチームで働くことを提案してくれている。

 

14歳向けに書いてくれた本。 

昔、タイトルだけでamazonで買った。今回も、有料だったが、思わず買ってしまった。

ちょっと、事例紹介が多く、瀧本節が減っているのは残念だが、1つ1つの分析が面白い。時々読み返そうと思う。

 

残りの著作は、3冊。お金出して読んでみようかと思います。